プライベート・エクイティ・ファンドの設立について

株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅、以下「SMBC」)とSMBCの連結子会社で投資業務を行うSMBCベンチャーキャピタル株式会社(社長:勝川 恒平)は、総額140億円で、新たに3本のプライベート・エクイティ・ファンドを本日設立いたしました。

1.ファンド設立の経緯

SMBCベンチャーキャピタル株式会社が主として行ってきたベンチャーキャピタル投資分野ならびにプライベート・エクイティ投資分野においては、IPO環境の変化に伴い、事業承継、少数株主の整理、ノンコア事業子会社の再編など、お客さまのエクイティニーズが多様化してきております。これらのニーズに応え、ベンチャーキャピタルとして幅広く成長企業への資金供給を行うことを目指し、新たに3本のファンドを設立いたしました。

2.各ファンドの概要

(1)SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合

従来のベンチャーキャピタルファンドは、IPOによるエグジットを前提に、創業期から成長期の将来性のある有望なお客さまを主な投資対象としてまいりましたが、本ファンドはIPOのみにとどまらない、幅広いエグジットを視野にいれた投資にも対応してまいります。

名称 SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組合
無限責任組合員 SMBCベンチャーキャピタル株式会社
有限責任組合員 株式会社三井住友銀行
総出資約束金額 80億円
設立日 平成23年7月22日

(2)SMBC事業開発1号投資事業有限責任組合

本ファンドは、投資を起点として、お客さまとSMBCグループとの総合的な取引関係の発展も考慮しながら、事業承継や資本政策上の課題などのお客さまの多様なエクイティニーズに対応してまいります。

名称 SMBC事業開発1号投資事業有限責任組合
無限責任組合員 SMBCベンチャーキャピタル株式会社
有限責任組合員 株式会社三井住友銀行
総出資約束金額 50億円
設立日 平成23年7月22日

(3)SMBC戦略出資1号投資事業有限責任組合

本ファンドは、新規事業への進出を目的にベンチャーキャピタルファンドを立ち上げたい、大学の研究成果を事業化するために産学連携ファンドを立ち上げたいといったお客さまの新規ファンド設立ニーズに対して出資を行うほか、設立のサポートを行ってまいります。

名称 SMBC戦略出資1号投資事業有限責任組合
無限責任組合員 SMBCベンチャーキャピタル株式会社
有限責任組合員 株式会社三井住友銀行
総出資約束金額 10億円
設立日 平成23年7月22日